リハビリ病院を退院して早いものでひと月が過ぎようとしている。
もう何度かエコールカプリスの教室に行っている。
久しぶりに入った教室は大分かたづけられていたが、半年の間私の帰りを待っていたかのように思えた。
トイレに残されたお土産も半年の間私を待っていた。揚水ポンプで水を汲み上げているため、電気をカットする
と同時に水も出なくなる。トイレの水も同様だ。
私はトイレ掃除をしながら、その土産の主のそのときの心情を想像し、同情さえした。
さて、とりあえず、電気と水道は開通した。その後、自販機用にストックしてあった賞味期限の切れた缶コーヒーやペットボトルのドリンクを大量に廃棄した。数にして200本はあっただろう。
通りに面した自販機の前で作業していると、多くの顔見知りにあった。皆、目玉をひん剥いて驚いた顔で話し掛けてくる。死んだはずの私が目の前にいてさぞかし驚いたろう。「えへへ、三途の川ではTポイント使えなくて帰って来ました。。」なんてビミョウなギャグを言ってみたり。さすがに誰一人笑ってくれる人はいなかった。まだリハビリが必要かな?
エコールカプリスは8月から少しづつ再開していきます。2年後の再生医療の開始に期待して完全復活を目指します。命があればあとはかすり傷。東京五輪には出れないけれど、命拾いした私にやれることを少しずつやっていきたいと思います。